🌱株やFXでお馴染みの自動売買🌱仮想通貨での普及の可能性は?

仮想通貨の自動売買は普及するか

ヤフー、マネックス証券が仮想通貨事業への参入を発表し、

国内の仮想通貨交換業者の変遷が進む中、「海外では個人の自動売買の利用率が増えつつあり、

自動売買についても注目すべき」と、IFTA認定のアナリストで自動売買トレーダーの「天空の狐」さんは言う。

仮想通貨の自動売買について天空の狐さんが解説する。

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自動売買とは、プログラムに取引を任せる運用手法。

収益性を期待できるだけではなく、手間が少ないという点から、

株取引やFX(外国為替証拠金取引)では認知が広まっており、

証券会社やFX業者のなかには、無料で操作性の良い自動売買のサービスを提供する会社もある。

専門的なプログラミング言語を知らない人でも自動売買を実践できると、個人投資家から人気を集めている。

仮想通貨と自動売買の相性

海外では仮想通貨の自動売買をサポートするサービスがいくつか生まれ始めている。

国内の自動売買サービスもいずれ提供会社は増えていくだろう。

仮想通貨は基本的に24時間365日取引できるため、自動売買との相性は良いのだ。

私も株・FXで自動売買のトレーディングを行うが、仮想通貨ほど嬉しい取引環境はない。

仮想通貨市場は株式市場や為替市場よりも、取引できる時間が長いので、取引機会が多くなる。

また、絶え間なく開かれているマーケットでバックテストができることは、

理想的なプログラムを追求しやすい環境といえる。

仮想通貨の自動売買は個人投資家に普及するか

国内の金融庁登録済みの仮想通貨交換業者では、

ビットポイントジャパンが、FXでは世界的に人気の高いMT4という自動売買プラットフォームを提供。

Zaif(ザイフ)やbitFlyer(ビットフライヤー)などでもAPI(アプリケーションプログラミングインタフェース)を公開し、

個人のPCで自動売買プログラムの稼働できる環境を提供している。

仮想通貨はプログラムのソースコードを無償公開する「オープンソース」という特性がある。

自動売買のプログラムにおいても、無料で公開している国内のウェブサイトはあり、

サイトを参考にすればプログラミング初心者でもスタートできるというわけだ。

もちろん、仮想通貨で自動売買のできる環境があっても、

収益の期待ができなければ……と考える人もいるだろう。

収益性のある売買プログラムは、経験豊富な機関投資家や元ファンドマネージャーだけが作れる、

ということでもない。

私は海外のプロトレーダーが集まる会合にもよく参加するが、

複雑な自動売買より、シンプルで誰でも作れそうなプログラムの方が、

高評価を得ることもしばしばあるのが実情だ。

たとえば、月末に一定金額のビットコインを購入するという「自動積立プログラム」なら、

作るのも稼働させるのもそれほど難しくはない。 

今後ビットコインの価格が上昇すれば、悪くない収益性に落ち着くだろう。

仮想通貨のソースを公開するオープンな気質により、

個人投資家が思わぬ売買プログラムを作成することもあり得ないことではない。

このようなアルゴリズムによる投資は、株やFX以上に、仮想通貨で広がりを見せる可能性は十分にあるだろう。

【PROFILE】天空の狐:IFTA国際テクニカルアナリスト連盟・認定テクニカルアナリスト、ESTA名誉会員(日本人で唯一)、MT4・MT5自動売買&裁量フルタイムトレーダー。ドイツ企業INTALUS.日本代表を経て、ドイツ金融アルゴリズムTradesignal日本代表に。テクニカル分析やアルゴリズム・ストラテジー開発に従事。メールマガジン「天空の狐 ビットコイン&グローバルマーケット」、「ビットコイン&グローバルマーケット ミニ版」にて、マーケットレポートを配信中。Twitter:@firmamentfox