💀怪しい仮想通貨を煽った「GACKT」の売り口上💀音声公開

🎆金 が担保だから

「身内」から出た錆とはいえ、野田聖子総務相(57)まで疑惑の渦に巻き込んでしまったGACKTコイン(SPINDLE)。

広告塔のGACKTは、以前から仮想通貨の売り込みには長けていたようだ。

論より証拠、投資家の前で、別の怪しいコインを巧みに宣伝していたのである。

怪しい仮想通貨を煽った「GACKT」の売り口上

時は2016年6月、神戸で開かれた「アセットコイン」なる仮想通貨のイベントには、500人以上が詰めかけていた。そこに登場したのがGACKTである。

アセットコインはカンボジアで産出される金を担保にしており、1年後には上場し、最大で10倍になるという触れ込みだった。

投資家を前にして、GACKTが言う。

「アセットコインに関しては、非常に変わっているというか、サービスが多いというか、まず、担保(金)があるじゃないですか。

担保があるって時点で優位性があるんですよ。あと、交換。ここらへんを、暗号通貨を運営する人たちが、どこまで実現できるかっていうのを考えると、(アセットコインは)そこをクリアしていますよね。

それで、非常に面白い暗号通貨になるだろうなっていうのを感じていますし、あとは日本の方がどれだけ価値を見いだせるかどうかってことだと思うんですよ」

ゲスト出演

まるで買わなければ損だと言わんばかり。が、アセットコインに120万円を投じた人によると、

「購入しても数カ月は自分のコインをネット上で見られなかったばかりか、送金や着金については最後まで確認できませんでした。

翌年1月には突然メールが来て、別のコインに交換するという。おかしいから返金するよう連絡したのですが、結局3、4万円が戻って来ただけでした」

投資ライターの高城泰氏が指摘する。

「詐欺ではないかと思われる点があります。金を担保にしていることを謳っていますが、それなら仮想通貨など必要ない。

実際、私が取材した仮想通貨にもベネズエラの油田を担保にするというものがありましたが、これも詐欺まがいでした。不動産や金を担保にすると謳っていたら、その時点で怪しいですよ」

そこで、GACKTの事務所に聞くと、

「知人を通じてトーク出演の依頼があったことから、ゲスト出演に至ったようです。

アセットコインに関してもGACKTはゲストの一人として話をしただけであり、その業務には一切関わっていないと把握しております」

アセットコインは、すでに跡形もなくなっている。GACKTの売り口上に乗せられて大損した人たちを残して。

「週刊新潮」2018年8月16・23日号 掲載

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