2017年末には1コインの価値が1万ドル(約110万円)を超え、
さして興味なかった人からも大注目された仮想通貨ビットコイン。
最近では、1ビットコイン=6300ドル(約69万円)あたりをゆらゆらしています。
注目される仮想通貨業界ではありますが、去年末、今年頭のビットコイン高騰には懐疑的な人もいます。
そんな人たちが論文を発表、ビットコインはずばり価格操作だと指摘しました。
論文を発表したのは、テキサス大学のJohn Griffin教授とAmin Shams氏。66ページに及ぶ論文は、
ビットコインとテザー(Tether)の関係性に注目しました。
テザーは、米ドルとの同価値、同等交換を歌う仮想通貨。論文は、仮想通貨取引所Bitfinexの誰かが、
他の通過価値を下げることで、価格をうまく釣り上げたことを示唆する特有のパターンがいくつか見つかったとし、
テザーをつかって価格操作をしたと指摘しています。
ビットコイン以外の仮想通貨=ビットコインの代わりとなる仮想通貨=アルトコインの価値は、
ビットコインそのものの価値に大きく関係する傾向があります。
とすれば、もしこの論文で指摘されるビットコイン価格操作が事実であれば、仮想通貨市場全体の今後に暗雲をもたらすわけで…。
ビットコインの価格操作は、前から噂されていること、
常に怪しまれていることの1つ。
テザーとBitfinexのどちらも親会社はiFinexで、そのiFinex自体、昨年12月に物資貿易委員会から呼び出しを受けていました。
まぁ、論文執筆者以外にもみんな怪しんでいるということです。
論文のサマリーは、ネタ元のNew York Times紙に掲載されています。
Image: Arsen Alexanian / Shutterstock.com Source: NYT